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2015年5月30日、中国公安部消防局によると、広西チワン族自治区玉林市で29日夜に発生した火災で、住民の救助に当たった消防隊員1人が殉職した。
29日午後11時33分、玉林市公安消防分隊は市内の新民社区泉源街で火災が発生し、住民3人が建物の中に取り残されているとの通報を受けた。消防車16台と消防隊員65人が現場に急行し、直ちに逃げ遅れた住民の救出に着手。30日午前0時2分、4人の隊員が隣の建物から火災の起きた建物の5階に移り、住民を安全な場所へ誘導しようとしたところ、玉林名山中隊政治指導員の楊科璋（ヤン・カージャン）は、2歳の女の子を救出する際に濃い煙にまかれて5階から転落した。
同日午前5時23分、楊隊員は搬送された病院内で死亡が確認された。27歳という若さだった。楊隊員と共に転落した女児は同隊員がしっかりと抱きかかえていたため無事だった。
殉職した楊隊員には全国のネットユーザーから「消防隊員こそわれわれのヒーローだ。警察官とは違う」「崇高な精神を持つ公務員がまた1人減った」「真の英雄に敬礼！」という哀悼の声が寄せられている。
（新華網日本語）
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