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述評:中韓自由貿易協定から中国の全方位的な対外開放の新しい構図を見る
jp.xinhuanet.com | 発表時間 16:53:37 | 新華網日本語 | 編集: 吴寒冰

 オブザーバは、次のようにみなしている。この協定の締結は二国間の経済貿易関係にとって極めて重要だ。中国は韓国の最大の貿易相手国且つ最大の海外投資対象国で、韓国は中国の3番目の貿易相手国および5番目の海外投資由来国にあたる。中国商務部のデータでは、2013年に中韓の二国間貿易額は2742億ドルに達し、また今年3000億ドルを突破する見通しだと顕示している。

 中韓の貿易協定は中国が世界に向けて構築する高基準の自由貿易区ネットワークの一部分だ。協定締結を前に、中国は貿易開放分野ですでに力を発揮し始めている。二国間の自由貿易交渉を加速し、多国間の貿易協議を推進し、統括式で非断片化の自由貿易全体の枠組みを提唱する。点から線へ、線から面へ、中国の提唱する自由貿易の青写真は今描き出されつつある。

 現在、中国はすでに13の自由貿易協定に署名しており、21カ国・地域に及んでいる。中豪自由貿易協定はすでに実質的な交渉を終えている。中国が依然として交渉中の自貿易協定には中日韓自由貿易協定、「東アジア地域包括的経済連携」(RCEP)および中国・ASEAN自由貿易協定のアップグレード版などが含まれている。そのうち、RCEPと中国・ASEAN自由貿易圏のアップグレード交渉は今年中に完成する見込みだ。

 オブザーバーは、中韓自由貿易協定は東アジア地域の経済発展を促進するだけでなく、中国自身の開放レベル向上への自信もしっかりと体現する見通しだ。中韓双方の協力、共に進める理念や決意は、アジア太平洋地域がアジア太平洋自由貿易区の交渉をできるだけ早くスタートさせるように先導する。これによって、一層高いレベル、一層広範囲の経済一体化へ向けて共に踏み出すだろう。

 

(新華網日本語)

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