ウクライナ政府は3日、「東部の武装勢力が大規模な進攻を行い、停戦合意に厳重に違反した」と指摘したことを受け、中国外務省の華春瑩報道官は4日、北京で行われた定例記者会見で、「各側が冷静と自制を保ち、政治的手段でウクライナ危機を解決していくよう」呼びかけました。
華報道官は、その際、「われわれは、対話がウクライナ問題を解決する唯一の正しい道であると見ている。各側は2月12日にミンスクで達した共同認識を着実に履行し、ようやく迎えてきた停戦の局面を大切にし、ウクライナ危機解決の政治プロセスを積極的に推し進め、一日も早くウクライナの平和と安定を実現させるよう希望する」と述べました。
報道によりますと、ウクライナ政府の非難に対して、東部の武装勢力は、「ウクライナ軍が先に発砲して挑発した。われわれはただ防衛のための行動を取っただけだ」と反論したということです。
(中国国際放送局)
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