【新華社パリ11月27日】フランス建築アカデミーは26日、パリで会員証書授与式を開いた。同アカデミー外国人会員に新たに選ばれた中国の建築家、董功(とう・こう)氏(47)が会員証書とバッジを受け取り、「建築への回帰」と題した講演を行った。
董氏は清華大学卒業後、直向建築設計事務所を創設。設計した河北省秦皇島市の「三聯書店海辺公益図書館」は、「中国で最も孤独な図書館」と呼ばれ、人気の観光スポットとしてネット上で話題になっている。また、長江美術館や蘇州無形文化遺産博物館などの設計も手掛けた。
同アカデミーのマルティン・ロバン学長は「董氏は若い新鋭建築家で、2010年にベネチアで開かれた中国新鋭建築創作コンクールで1等賞を受賞した時から、われわれは彼に注目してきた。ここ数年、彼は多くの優れた建築を設計し、われわれの賛同を得た」と語った。
同アカデミーは1840年に創設された世界の建築界における最高峰の学術機関の一つで、会員200人余りのうち、約50人が外国建築家となっている。
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