【新華社香港11月27日】中国香港特別行政区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は26日、行政会議に出席する前にメディアと会見した。林鄭氏は、今回の社会不安の解決や今後の施政において、「三つの原則」をしっかりと把握しなければならず、これには「一国二制度」を堅持し、基本法の下で保障された市民の人権と自由を守ることが含まれると述べた。
林鄭氏はもう二つの原則について、一つは法治を維持することであり、香港には公平・公正・誠実な環境での選挙を守る非常に良い選挙法があるとし、もう一つは香港の制度的優位性を保つことであり、公平で公正な選挙も重要な制度的優位性の一つだと語った。
24日に行われた香港特別行政区第6回区議会選挙について、林鄭氏は、香港市民が激動の中で活発に整然と投票を行ったことに感謝するとし、投票率は71%を超えたと指摘した。また、選挙が直面する挑戦を恐れず選挙に参加したすべての候補者に感謝の意を表し、特に選挙中に身が危険にさらされ、事務所やチラシ、物品の損壊を受けた候補者の努力を認めなければならないと述べた。さらに今回選出された議員すべてが今後4年間、重要な責務を担うことに期待を示した。
林鄭氏はまた、24日の投票日前の数日間とその後の数日間、香港市民は比較的安全で安定した秩序ある環境を経験したとし、こうした安らぎや安全がこの区議選のためだけでないことを切に願い、香港が安全で安定した都市に戻り、みんなが普段通りに暮らせるようになることを希望し、特区政府も力を合わせて直面する経済的困難と多くの民生に関する仕事に努めることができると語った。
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