【新華社サンパウロ9月7日】第1回中国ーブラジル・シンポジウムが5日、ブラジルのサンパウロ市で開幕した。同シンポジウムに出席したブラジルの専門家及びビジネス関係者は、1回目の中国国際輸入博覧会を契機に、中国の協力パートナーと長期的な提携協議を結び、中国市場への高品質な製品の輸出を拡大し、両国の経済貿易協力をより深く発展させられるよう期待すると表明した。
ブラジル輸出投資振興局議長のロベルト・ジャグアリーベ氏は同シンポジウムで、「今年の年末に上海で開催予定の第1回中国国際輸入博覧会は、ブラジル経済に発展のチャンスをもたらすだろう」と語った。ジャグアリーベ氏は、博覧会ではブラジルのコーヒーブランド10社余りが中国へ赴き、中国の消費者にブラジルの良質なコーヒー製品をPRすると明かした。
同氏は、「中国はブラジルの最大輸出相手国で、両国の産業の相互補完性は強い。中国経済の安定・健全な発展は、ブラジル経済にとって発展のチャンスを意味する」と語った。
在サンパウロ中国総領事館の余勇(よ・ゆう)商務参事官は、中国は市場開放を揺るぎなく拡大し、貿易自由化を支持する。中国市場はブラジルの高付加価値製品への門戸を大きく開き、ブラジル各界の企業が中国国際輸入博覧会に参加することを歓迎すると主張した。
ブラジルの有名校、Ibmecビジネススクールで経済学を教えるロベルト・トマス・ダマス教授は、チリ、ペルーおよびメキシコなどの国の製品は関連協議を経て中国市場へ輸出されており、ブラジル政府も中国と相応の貿易協議を積極的に結ぶべきだとの見方を示した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: