【新華社北京８月３１日】中国商務部の高峰（こう・ほう）報道官は３０日、米国がいかなる圧力措置を実施しても、中国はしっかりと自国のペースに基づき、着実に改革開放を推進し、大多数の国家と共に引き続き確固として多国間貿易体制を守り、経済のグローバル化と貿易投資の自由化を推進し、共に人類運命共同体を構築していくと表明した。
米国が中国の対米貿易は不公平だと非難したことに対し、同報道官は同日の商務部定例記者会見で、中国は世界貿易機関（ＷＴＯ）に加盟してから、多国間貿易体系のルールに厳密に従い、貿易活動を展開してきたと述べた。中国は世界に向けて優れた品質と価格の商品やサービスを輸出すると同時に、国内消費市場の急速な成長に伴い、より速いペースで世界各国から商品やサービスを購入しているだけでなく、米国を含む各国のグローバル企業が中国に支社を設立しており、中国での販売額も急速に増加していると強調した。
また、中米経済・貿易協力は互恵ウィンウィンで、両国企業に急速な発展をもたらすだけでなく、両国の国民に恩恵を与えるものだとし、米国が一部の人の基準で全体を判断することなく、さらには自他共に欺き、多くの人々を誤った方向に導くことがないよう望むと述べた。
中米経済貿易関係の将来については、双方が平等、信頼、実際的な対話を通じ、相互に尊重し合い、共に互恵ウィンウィンの二国間経済・貿易協力の大局を守っていくことを望んでいると表明した。
米通商代表部（ＵＳＴＲ）がこのほど開催した、２千億ドル相当の中国製品への関税についての公聴会では、米国や中国などの利益関係者約３００人が意見を述べ、このうち９０％以上が課税への反対を表明した。
同報道官は、これは米国の一方的な追加関税措置が大衆から支持されていないことを十分に示すものだとし、中国は米国が中米両国の業界と多くの消費者の声、中米が長期的に築いてきた産業チェーン協力、両国国民の根本的利益を直視して、正しい選択をすることを望んでいると述べた。
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