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貿易伸び率が全体上回る 中国と「一帯一路」沿線
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-08-23 08:49:51 | 新華社 | 編集: 郭丹

 【新華社北京8月23日】中国税関総署によると、「一帯一路」構想の提出から5年間、中国と「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)沿線諸国の貿易伸び率は2013~2017年、対外貿易全体を1・4ポイント上回り、2018年1~7月、2・7ポイント上回った。

  税関総署の関係責任者によると、「一帯一路」沿線諸国との貿易交流を促すため、税関は監督管理強化、サービス改善を進め、国際物流交通路の円滑化に協力し、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の開通と運営を積極的に支持、国内外でのスムーズな運行を推進している。中欧班列の運行本数は1~6月、前年同期比59%増の4475本に達し、これまでの累計で9千本を超え、路線は60以上、大半の省に乗り入れた。

  国際輸送の円滑化を積極的に推進している。中国は2016年7月、1975年国際道路運送条約(TIR条約)に加入した。2018年5月、霍爾果斯(コルガス、新疆ウイグル自治区)、伊爾克什坦(イルケシュタム、新疆ウイグル自治区)、二連浩特(エレンホト、内モンゴル自治区)、満洲里(内モンゴル自治区)、綏芬河(黒竜江省)、大連港(遼寧省)の6税関で条約を試験的に実施している。

  原産地や税関手続き・貿易円滑化、衛生植物検疫措置、技術的貿易障壁などに関する交渉を主導し、自由貿易協定枠組みの下で沿線諸国や地域との制度のすり合わせ、交流協力、技術協議を強化し、便利で合法的な貿易のルールを策定する。2017年、優遇貿易協定17件は644億3千万元の減税につながった。

  中国はすでに35カ国・地域と認定事業者(AEO)制度の相互承認に合意し、それにより中国のAEO企業は相手国に貨物を輸出する場合、通関の時間やコストが50%以上下がった。2018年6月末時点で、「一帯一路」沿線のAEO制度を導入した33カ国のうち、中国は14カ国と相互承認に合意し、他の19カ国との協議や意思疎通を急いでいる。2020年までにAEO制度を確立し、しかも、協力の意向を持つ「一帯一路」沿線諸国と相互承認に合意することを目指している。

  税関総署はまた、「一帯一路」沿線諸国の税関に、法執行・順法、貿易安全・円滑化などの協力を働き掛け、「一帯一路」建設のため安全で、安定した貿易環境を創出している。

 

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貿易伸び率が全体上回る 中国と「一帯一路」沿線

新華網日本語 2018-08-23 08:49:51

 【新華社北京8月23日】中国税関総署によると、「一帯一路」構想の提出から5年間、中国と「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)沿線諸国の貿易伸び率は2013~2017年、対外貿易全体を1・4ポイント上回り、2018年1~7月、2・7ポイント上回った。

  税関総署の関係責任者によると、「一帯一路」沿線諸国との貿易交流を促すため、税関は監督管理強化、サービス改善を進め、国際物流交通路の円滑化に協力し、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の開通と運営を積極的に支持、国内外でのスムーズな運行を推進している。中欧班列の運行本数は1~6月、前年同期比59%増の4475本に達し、これまでの累計で9千本を超え、路線は60以上、大半の省に乗り入れた。

  国際輸送の円滑化を積極的に推進している。中国は2016年7月、1975年国際道路運送条約(TIR条約)に加入した。2018年5月、霍爾果斯(コルガス、新疆ウイグル自治区)、伊爾克什坦(イルケシュタム、新疆ウイグル自治区)、二連浩特(エレンホト、内モンゴル自治区)、満洲里(内モンゴル自治区)、綏芬河(黒竜江省)、大連港(遼寧省)の6税関で条約を試験的に実施している。

  原産地や税関手続き・貿易円滑化、衛生植物検疫措置、技術的貿易障壁などに関する交渉を主導し、自由貿易協定枠組みの下で沿線諸国や地域との制度のすり合わせ、交流協力、技術協議を強化し、便利で合法的な貿易のルールを策定する。2017年、優遇貿易協定17件は644億3千万元の減税につながった。

  中国はすでに35カ国・地域と認定事業者(AEO)制度の相互承認に合意し、それにより中国のAEO企業は相手国に貨物を輸出する場合、通関の時間やコストが50%以上下がった。2018年6月末時点で、「一帯一路」沿線のAEO制度を導入した33カ国のうち、中国は14カ国と相互承認に合意し、他の19カ国との協議や意思疎通を急いでいる。2020年までにAEO制度を確立し、しかも、協力の意向を持つ「一帯一路」沿線諸国と相互承認に合意することを目指している。

  税関総署はまた、「一帯一路」沿線諸国の税関に、法執行・順法、貿易安全・円滑化などの協力を働き掛け、「一帯一路」建設のため安全で、安定した貿易環境を創出している。

 

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