【新華社上海8月20日】中国上海市の青浦区、江蘇省の昆山市、蘇州市の呉江区、浙江省の嘉善県は淀山湖を取り巻く長江デルタの最も重要な行政区である。情報によると、これら四地域は環淀山湖地域の一体化発展を図る協力覚書を締結しており、交通、金融、医療などの面で全面的に協力し、環淀山湖地域の戦略的な協同発展を推進する考えだ。
上海市青浦区発展改革委員会の朱正偉主任は「現在、各関係部門はすでに青浦・昆山・呉江・嘉善一体化マッチングリストを作成した。リストには、企画、インフラ、産業イノベーション、観光文化、社会整備、生態環境などの分野の77の具体的事項が含まれている。将来、関連地域は共同で環淀山湖地域の戦略的な協同発展の企画、研究などを推進する方針だ。すでに環淀山湖地域の戦略的な協同発展研究センターが設立され、上海市情報センターと合同でプロジェクトの研究を行う計画だ」と述べた。
四地域は、政府の産業基金と正心谷、国和基金、金沙江、浙商ベンチャー投資などの代表的な社会資本を第1回メンバーとする長江デルタ産業基金連合を設立した。「長江デルタ一体化」「金融は実体経済のためにサービスする」といった目標について、千億元(1元=約16円)クラスの産業基金を統合し、兆元クラスの産業の発展を推進している。
四地域はまた、地域間を結ぶ道路を整備すると同時に、中国国際輸入博覧会へのサービス確保、5G(第5世代移動通信システム)の先行試行、「インターネット+」医療共同体などの面で全面的に協力する方針だ。
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