【新華社香港8月18日】中国のネットサービス大手、テンセント(騰訊控股)はこのほど、2018年中間期(1~6月)と第2四半期の決算報告書を発表した。同社の今年上半期の総売上高は前年同期比39%増の1472億300万元(1元=約16円)で、純利益は26%増の411億5700万元、1株当たり利益は25%増の4・36元だった。
また、今年第2四半期の総売上高は前年同期比30%増の736億7500万元で、純利益は2%減の178億6700万元、1株当たり利益も2%減の1・89元となった。
同社は、第2四半期の純利益が前年同期に対し減少した主な要因として、投資関連プロジェクトでの純収益が前年同期に対し減少したことを挙げた。
今後の見通しについて報告書は、同社が現在、スマートフォン(スマホ)向けゲーム事業の収益力強化に取り組んでいることを指摘した。既存の主要タイトルでの集客力強化や人気のMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)型ゲームの商業化、より多くのロールプレイング型ゲームの開発、自主開発ゲームの海外における収入増加などの関連措置が含まれるという。
テンセント董事会主席兼最高経営責任者(CEO)馬化騰氏は、今年第2四半期も引き続きソーシャルメディアやゲーム、メディアなど各プラットフォームのユーザーアクティビティを高めたことで、各プラットフォームのデイリーアクティブユーザー数やユーザーあたりの合計アクティブ時間数は共に増加したと語った。
馬氏は、スマホゲームの売り上げが一時的な要素で影響を受けているのは確かだが、同社の中国および海外市場でのスマホゲームのデイリーアクティブユーザー数は依然着実に増加していると述べ、その他でもテンセント・ビデオ(騰訊視頻)の有料会員数が前年同期に比べ倍以上増加しており、同社の中国における業界トップの地位は保たれていると強調した。
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