【新華社北京8月14日】中国北京市の北西に位置する海淀区中関村では、この数年、革新によってもたらされた驚異的な変化を目の当たりにする。
世界初の深層学習専用プロセッサーの命令アーキテクチャー、中国初の埋め込み式人工知能(AI)視覚チップ、世界有数の脳神経外科ロボットなど、2018年に入り平均で1日に89社の技術系企業が誕生している。現在、多くの技術革新は中関村から生まれている。多くの技術系企業と革新技術が集まった中関村は、強力な革新力で経済に新たな活力を吹き込み、新しい原動力となっている。
現在、中関村の企業が有する有効期間中の特許は8万件を超える。モバイルインターネットや電子商取引(EC)、コンピュータビジョン、高精細・液晶ディスプレイ技術などの分野では、世界の最先端を行く。
近年、北京市は中関村モデル区の建設を先頭に、イノベーション主導型の発展様式をいち早く形成した。これにより技術革新の経済成長への寄与率は60%を超えた。
中関村は、北京市以外にも協力科学技術パークや成果の実用化基地を数多く設立しており、中関村の企業が北京市以外で設立した関係機関は1万2千社以上に上る。中関村は世界の革新的要素を引き付けて集合させるだけでなく、革新能力を全国各地に送り出している。
全国に先駆けて新たな政策を試行する「試行地域」から革新で発展する「パイオニア」まで、全国科学技術センターの「主戦場」から京津冀(北京市、天津市、河北省)が連携する革新共同体の「新鋭軍」まで、中関村は基礎・最新技術から科学技術産業の価値を積極的に掘り起こし、革新的な資源から「水源」を見つけ出すことで、産業を「湧き出させ」ている。
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