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2018年7月 CPI上げ幅拡大、PPI上げ幅低下
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-08-09 16:14:06 | 新華社 | 編集: 郭丹

 【新華社北京8月9日】中国国家統計局は9日、2018年7月の全国消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)を発表した。これについて、同局の都市司高級統計師である縄国慶氏は次のとおり解説した。

 一、CPI上げ幅が前月比で下降から上昇に転換、前年同期比ではやや拡大

 前月比では、主に非食品価格の値上がりの影響を受けてCPIは0・3%上昇した。非食品価格の上げ幅は0・3%で前月より0・2ポイント拡大し、CPIを約0・28ポイント押し上げた。夏休みの観光ピークにより、航空券価格は14・5%、観光価格は7・9%、宿泊は2・2%上昇し、その合計でCPIを約0・19ポイント押し上げ、CPIが上昇した主な原因となった。居住、医療・保険価格は0・2%上昇し、合計でCPIを約0・07ポイント押し上げた。石油製品の価格調整でガソリンとディーゼルオイルの価格は0・9%上昇し、合計でCPIを約0・02ポイント押し上げた。食品価格は下降から0・1%の上昇に転じ、CPIを約0・03ポイント押し上げた。そのうち、豚肉価格は2・9%上昇し、上げ幅は前月より1・8ポイント拡大し、CPIを約0・06ポイント押し上げた。一部地域の高温多雨は野菜の生産と貯蔵・輸送に不利に働き、野菜価格は1・7%上昇し、CPIを約0・04ポイント押し上げた。旬の果物が大量に出回り、果物価格は3・7%下落し、CPIを約0・06ポイント引き下げた。

   前年同期比では、CPIの上げ幅は2・1%で前月より0・2ポイント拡大した。非食品価格は2・4%上昇し、CPIを約1・96ポイント押し上げた。そのうち、ガソリン価格は22・7%、ディーゼルオイルは25・1%上昇し、合計でCPIを約0・42ポイント押し上げた。医療保健類価格は4・6%、観光は4・4%、教育サービス類は2・8%、居住類は2・4%それぞれ上昇し、これら4項目合計でCPIを約1・16ポイント押し上げた。食品価格は0・5%上昇し、CPIを約0・10ポイント押し上げた。そのうち、卵価格は12・7%、野菜は3・8%、果物は0・4%それぞれ上昇し、3項目合計でCPIを約0・16ポイント押し上げた。牛肉価格は3・1%、羊肉は13・3%、家禽類肉は6・6%それぞれ上昇し、3項目合計でCPIを約0・14ポイント押し上げた。豚肉価格は9・6%下降し、下降幅は継続的に縮まったが、CPIを0・24ポイント引き下げた。7月のCPIは前年同期比2・1%増であり、昨年の値動きによるキャリーオーバー効果は約1・4ポイント、新たな値上がりの影響は約0・7ポイントと推算される。

   二、PPI上げ幅は前月比でも前年同期比でもやや低下

   前月比では、PPIの上げ幅は0・1%で前月より0・2ポイント低下した。生産資材の値上げ幅は0・1%で前月より0・3ポイント低下し、生活資材は0・2%で前月並みだった。主要業種のうち、上げ幅が縮小したのは石油・天然ガス採掘業の1・3%で前月より3・2ポイント低下し、石油・石炭およびほかの燃料加工業の0・9%で前月より1・4ポイント低下、鉄金属製錬・圧延加工業の0・5%で前月より0・6ポイント低下した。上昇から下降に転じた業種は、非鉄金属製錬・圧延加工業で下げ幅は1・6%、化学原料・化学製品製造業の下げ幅は0・3%だった。上げ幅が拡大したのはコンピュータ、通信とその他電子設備製造業の0・7%で前月より0・6ポイント拡大し、石炭採掘・洗鉱・選鉱業は0・6%で前月より0・3ポイント拡大した。   前年同期比では、PPIの上げ幅は4・6%で前月より0・1ポイント低下した。生産資材価格は6・0%上昇し、上げ幅は前月を0・1ポイント下回り、生産資材は0・6%上昇し、上げ幅は前月より0・2ポイント拡大した。主要業種のうち、上げ幅が縮小した業種は、鉄金属製錬・圧延加工業、非鉄金属製錬・圧延加工業であり、合計でPPIを約0・31ポイント引き下げた。上げ幅が拡大したのは、石油・天然ガス採掘業の42・1%で前月より9・4ポイント拡大し、石油・石炭および他の燃料加工業は24・6%で4・7ポイント拡大した。7月のPPIは前年同期比4・6%増であり、昨年の値動きによるキャリーオーバー効果は約3・9ポイント、新たな値上がりの影響は約0・7ポイントだと推測される。

 

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新華網日本語 2018-08-09 16:14:06

 【新華社北京8月9日】中国国家統計局は9日、2018年7月の全国消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)を発表した。これについて、同局の都市司高級統計師である縄国慶氏は次のとおり解説した。

 一、CPI上げ幅が前月比で下降から上昇に転換、前年同期比ではやや拡大

 前月比では、主に非食品価格の値上がりの影響を受けてCPIは0・3%上昇した。非食品価格の上げ幅は0・3%で前月より0・2ポイント拡大し、CPIを約0・28ポイント押し上げた。夏休みの観光ピークにより、航空券価格は14・5%、観光価格は7・9%、宿泊は2・2%上昇し、その合計でCPIを約0・19ポイント押し上げ、CPIが上昇した主な原因となった。居住、医療・保険価格は0・2%上昇し、合計でCPIを約0・07ポイント押し上げた。石油製品の価格調整でガソリンとディーゼルオイルの価格は0・9%上昇し、合計でCPIを約0・02ポイント押し上げた。食品価格は下降から0・1%の上昇に転じ、CPIを約0・03ポイント押し上げた。そのうち、豚肉価格は2・9%上昇し、上げ幅は前月より1・8ポイント拡大し、CPIを約0・06ポイント押し上げた。一部地域の高温多雨は野菜の生産と貯蔵・輸送に不利に働き、野菜価格は1・7%上昇し、CPIを約0・04ポイント押し上げた。旬の果物が大量に出回り、果物価格は3・7%下落し、CPIを約0・06ポイント引き下げた。

   前年同期比では、CPIの上げ幅は2・1%で前月より0・2ポイント拡大した。非食品価格は2・4%上昇し、CPIを約1・96ポイント押し上げた。そのうち、ガソリン価格は22・7%、ディーゼルオイルは25・1%上昇し、合計でCPIを約0・42ポイント押し上げた。医療保健類価格は4・6%、観光は4・4%、教育サービス類は2・8%、居住類は2・4%それぞれ上昇し、これら4項目合計でCPIを約1・16ポイント押し上げた。食品価格は0・5%上昇し、CPIを約0・10ポイント押し上げた。そのうち、卵価格は12・7%、野菜は3・8%、果物は0・4%それぞれ上昇し、3項目合計でCPIを約0・16ポイント押し上げた。牛肉価格は3・1%、羊肉は13・3%、家禽類肉は6・6%それぞれ上昇し、3項目合計でCPIを約0・14ポイント押し上げた。豚肉価格は9・6%下降し、下降幅は継続的に縮まったが、CPIを0・24ポイント引き下げた。7月のCPIは前年同期比2・1%増であり、昨年の値動きによるキャリーオーバー効果は約1・4ポイント、新たな値上がりの影響は約0・7ポイントと推算される。

   二、PPI上げ幅は前月比でも前年同期比でもやや低下

   前月比では、PPIの上げ幅は0・1%で前月より0・2ポイント低下した。生産資材の値上げ幅は0・1%で前月より0・3ポイント低下し、生活資材は0・2%で前月並みだった。主要業種のうち、上げ幅が縮小したのは石油・天然ガス採掘業の1・3%で前月より3・2ポイント低下し、石油・石炭およびほかの燃料加工業の0・9%で前月より1・4ポイント低下、鉄金属製錬・圧延加工業の0・5%で前月より0・6ポイント低下した。上昇から下降に転じた業種は、非鉄金属製錬・圧延加工業で下げ幅は1・6%、化学原料・化学製品製造業の下げ幅は0・3%だった。上げ幅が拡大したのはコンピュータ、通信とその他電子設備製造業の0・7%で前月より0・6ポイント拡大し、石炭採掘・洗鉱・選鉱業は0・6%で前月より0・3ポイント拡大した。   前年同期比では、PPIの上げ幅は4・6%で前月より0・1ポイント低下した。生産資材価格は6・0%上昇し、上げ幅は前月を0・1ポイント下回り、生産資材は0・6%上昇し、上げ幅は前月より0・2ポイント拡大した。主要業種のうち、上げ幅が縮小した業種は、鉄金属製錬・圧延加工業、非鉄金属製錬・圧延加工業であり、合計でPPIを約0・31ポイント引き下げた。上げ幅が拡大したのは、石油・天然ガス採掘業の42・1%で前月より9・4ポイント拡大し、石油・石炭および他の燃料加工業は24・6%で4・7ポイント拡大した。7月のPPIは前年同期比4・6%増であり、昨年の値動きによるキャリーオーバー効果は約3・9ポイント、新たな値上がりの影響は約0・7ポイントだと推測される。

 

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