【新華社北京8月8日】今年1~7月、中国のモノ貿易輸出入総額は前年同期比(以下同じ)8・6%増の16兆7200億元(1元=約16円)となった。そのうち、輸出額は5・0%増の8兆8900億元、輸入額は12・9%増の7兆8300億元、黒字規模は30・6%減の1兆600億元だった。中国税関総署サイトが8日に伝えた。
7月、中国の輸出入総額は12・5%増の2兆6千億元。そのうち、輸出額は6%増の1兆3900億元、輸入額は20・9%増の1兆2100億元、黒字規模は42・6%減の1769億6千万元だった。
一般貿易が急成長かつ比率も拡大した。1~7月、中国の一般貿易による輸出入額は12・7%増の9兆8500億元で、対外貿易に占める比率は58・9%、前年同期を2・1ポイント上回った。そのうち、輸出額は10・2%増の5兆700億元、輸入額は15・4%増の4兆7800億元、黒字規模は35・8%減の2999億8千万元となった。同期、加工貿易による輸出入額は1・5%増の4兆4400億元で26・5%を占め、1・9ポイント低下した。そのうち、輸出額は0・3%減の2兆7900億元、輸入額は4・8%増の1兆6500億元、黒字規模は6・9%減の1兆1400億元だった。また、中国保税物流による輸出入額は16・1%増の1兆8200億元で輸出入総額の10・9%を占めた。そのうち、輸出額は16・6%増の5863億6千万元、輸入額は16%増の1兆2300億元だった。
欧州連合(EU)、米国、東南アジア諸国連合(ASEAN)、日本などの主要市場との輸出入額はいずれも成長し、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)沿線諸国との輸出入額の伸びは全体を上回った。1~7月、中・欧貿易総額は5・9%増の2兆4600億元で対外貿易総額の14・7%を占めた。そのうち、中国のEU向け輸出額は4%増の1兆4600億元、EUからの輸入額は8・7%増の9991億1千万元、EUとの貿易黒字は4・9%減の4613億元となった。中・米貿易総額は5・2%増の2兆2900億元、対外貿易総額の13・7%を占めた。そのうち、中国の対米輸出は5・6%増の1兆6600億元、米国からの輸入額は4・3%増の6250億1千万元、対米貿易黒字は6・4%に拡大し、1兆400億元となった。1~7月、中国とASEANの輸出入総額は11・6%増の2兆1100億元、対外貿易総額の12・6%を占めた。そのうち、中国のASEAN向け輸出額は9・9%増の1兆1500億元、ASEANからの輸入額は13・6%増の9673億7千万元、黒字規模は6・5%減の1802億1千万元だった。中国と日本の輸出入総額は4・3%増の1兆2千億元で中国輸出入総額の7・2%を占めた。そのうち、対日輸出は1・3%増の5318億9千万元、日本からの輸入額は6・9%増の6653億3万元、赤字規模は37・1%増の1334億4千万元となった。同期、中国の「一帯一路」沿線諸国との輸出入額は11・3%増の4兆5700億元で輸出入全体を2・7ポイント上回り、輸出入全体に占める比率は27・3%で0・7ポイント拡大した。
民間企業の比率が更に拡大した。1~7月、民間企業による輸出入額は11・4%増の6兆5500億元、輸出入総額に占める比率は39・2%で前年同期より1ポイント拡大した。そのうち、輸出額は7・6%増の4兆2400億元、輸出総額の47・7%を占めた。輸入額は19%増の2兆3100億元で輸入総額の29・5%を占めた。外資系企業による輸出入額は3・9%増の7兆1千億元で42・4%を占めた。そのうち、輸出額は1・7%増の3兆6800億元、輸入額は6・3%増の3兆4200億元だった。また、国有企業による輸出入額は14・5%増の3兆100億元で輸出入総額の18%を占めた。そのうち、輸出額は7・2%増の9679億2千万元、輸入額は18・4%増の2兆400億元だった。
電気機械製品の輸出は拡大し、旧来の労働集約型製品は輸出が減少した。1~7月、中国の電気機械製品の輸出額は6・8%増の5兆1900億元で輸出総額の58・3%を占めた。そのうち、電気および電子製品の輸出額は7・6%増の2兆2800億元、機械設備は8・6%増の1兆5700億元だった。同期、アパレル輸出額は7・5%減の5513億3千万元、繊維品は2・6%増の4389億元、家具は0・9%減の1937億5千万元、靴類は10・7%減の1738億9千万元、プラスチック製品は3・9%増の1544億5千万元、トランク・バッグは5・9%減の996億9千万元、玩具は5・3%減の786億4千万元だった。これら7品目の労働集約型製品の輸出額は合計で3・5%減の1兆6900億元となり、輸出総額の19%を占めた。また、鋼材輸出は13・6%減の4131万トン、自動車輸出は23・4%増の65万台だった。
原油、天然ガスなどの輸入が拡大し、鉄鉱砂の輸入が減り、コモディティ平均輸入価格はもみ合い状態となった。1-7月、中国の鉄鉱砂輸入量は0・7%減の6億2100万トン、平均輸入価格は1トン446・4元となり、11・1%落ち込んだ。原油輸入量は5・6%増の2億6100万トン、輸入価格は23%高の1トン3219・9元。石炭は15%増の1億7500万トン、輸入価格は3・4%安の1トン564・4元。大豆は3・7%減の5288万トン、輸入価格は3・6%安の1トン2766・3元。天然ガスは34・3%増の4943万トン、輸入価格は13・3%高の2533・2元、石油製品は10・2%増の1915万トン、輸入価格は15%高の3760・8元、鋼材は1・1%減の770万トン、輸入価格は7・6%高の8073・7元となった。また、機電製品の輸入額は12・9%増の3兆5千億元、そのうち、自動車は3・1%減の67万台だった。
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