【新華社南寧8月8日】「刀の山を上り、火の海を渡る」、この普通の人間が聞いたら恐れおののくようなことが、中国広西チワン族自治区の金秀ヤオ族自治県(金秀県)にある羅漢山のヤオ族の集落では日常的に繰り返し上演されている。地元の村民はヤオ族文化のショーと観光を組み合わせることで、失われかけていた民族文化を継承・発展させ、増収にもつなげた。
「刀の山を上り、火の海を渡る」は金秀ヤオ族同胞の「成人の儀式」の一部で、ヤオ族の男子が民族の伝統文化教育を受ける重要な方式であり、同族の人々に認められるための重要な象徴でもある。ヤオ族の人々は祭事、幸福への祈りなどの儀式の中で、よくこうした妙技を披露する。地元の人々は刀と火の洗礼を受けることで災難が払われ、その地の平安を保てると信じている。
近年、金秀県では無形文化遺産の「保護を中心に、(消失からの)救出を第一に、合理的に利用し、継承発展させる」方針に従い、ヤオ族文化の保護継承にいっそう力を入れ、無形文化遺産保護規則を改訂の上、積極的に実施し、無形文化遺産保護活動は順調な進展を見せている。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: