【新華社台北8月8日】中国福建省から金門島への給水プロジェクトは5日、正式に通水した。台湾の各界や世論は評価し、同プロジェクトが大陸から金門島の同胞に対する関心の表れで「両岸一家親」(中国の大陸と台湾は親しい一家)という理念の実践であるとみている。
台湾の有名弁護士の許文彬氏は、今年は金門島砲撃戦からちょうど60年に当たり、プロジェクトの通水式は同省晋江市と金門島で同時に開催され、海峡両岸が戦争から平和まで共に歩き、さらに幸福を探る市民生活に関する交流という新境地に達したことを象徴していると強調。両岸が同じ川の水を飲み、両岸の同胞が互いに思いやり、心も手もつなげば、民族の復興はおのずと達成できると語った。
許氏はまた、給水が始まったことで、島の人々の喜びも高まっていると紹介。民進党当局は人々の幸福を念頭に置き、同プロジェクトに対して成功を望む態度でいるべきだと述べた。
台湾高雄市の輔英科技大学の蘇嘉宏教授は、給水は島の人々のニーズを満たし、台湾同胞の幸福度を高め、大陸の強い善意が表れていると評価し、現在の両岸関係の情勢の下で非常に貴重で、軽視されたり妨げられたりすべきではないと強調。台湾各界が同じ思いであり、みな歓迎の意を表明しているが、民進党当局だけが給水について故意に冷淡な態度を取り妨害し、民意と対立する側にいると語った。
台湾の日刊紙「旺報」が6日に掲載した分析記事によると、金門島の長年にわたる水不足は疑いのない事実であり、福建省の島への給水は最高の出来事と評価。民進党当局は、金門島を両岸が和解する友好関係の最前線とみなし、金門島さらには台湾により多くの利点をもたらすものと考えるべきだとした。
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