【新華社北京８月８日】中国の清科研究センター（清華大学系列の投資ファンド傘下の研究所）からの情報によると、２０１８年上半期、中国のＭ＆Ａ（買収合併）市場は取引額、取引件数共に減少した。しかし、新技術と新しいモデルのＭ＆Ａが活発で、戦略的な配置、業界統合などが目的のＭ＆Ａは依然として頻繁に行われた。経済参考報が伝えた。
同センターの統計によると、上半期、中国のＭ＆Ａ市場は１２５８件の買収を行い、昨年同期比で２・９％減少し、昨年の下半期と比べて１７・１％減った。金額を公表したＭ＆Ａ件数は１０７３件、取引額は６５０３億５６００万元（１元＝約１６円）で、昨年同期比で４６・７％減少し、昨年の下半期と比べて３・４％減少、平均取引額は６億６００万元。
取引タイプから見ると、中国のＭ＆Ａ市場は相変わらず国内でのＭ＆Ａが大半を占めている。２０１８年上半期、国内のＭ＆Ａ件数は昨年同期比で３・３％少ない１１５４件。金額を公表したＭ＆Ａの取引規模は昨年同期比で１５・２％少ない５７１３億１７００万元、平均取引額は５億７４００万元。上半期、国内のＭ＆Ａ市場は全般的に昨年ほど活発的ではなかったが、第２四半期が第１四半期より良く、取引件数、取引規模は昨年同期比でそれぞれ０・４％、４１・５％増加した。
同センターのデータによると、２０１８年上半期、海外Ｍ＆Ａに大した変化がなく、取引件数は昨年同期の水準を維持した。海外Ｍ＆Ａの取引件数は１０４件で、昨年同期の１０３件とほぼ同じレベルを維持した。金額を公表した取引の規模は合計７９０億３９００万元で、昨年同期比８５・５％減少し、平均取引額は１０億１３００万元だった。
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