【新華社天津8月3日】中国天津市の送電網の発受電電力は1日、1529万7千キロワットに達し、2017年の1515万キロワットを超え、史上最高を更新した。現在、送電網は安定した供給を保っている。 1年で最も暑い時期とされる「三伏」に入って以来、天津市は高温の蒸し暑い天気が続いている。天津市気象局は7月30日午前8時44分、天津地区高温黄色注意報を発し、天津市の広い範囲で向こう3日間の最高気温が35℃以上となると予報した。
中国国家電網天津市電力公司の職員は「気温が上がるにつれエアコン用電力がますます増えることがデータでわかっている。これも天津の送電網の発受電電力が過去最高を記録した大きな原因の一つだ」と指摘した。
一部地域で一部時間帯に起こりうる電力不足に対応するため、天津電力公司はいろいろな手を打っている。経済補助政策を通じて、工業企業と商業企業が生産計画や電力消費方式を事前に改善し、電力ピークを回避するよう誘導するのも、生活用電力の供給確保の手段の一つだ。
天津市政府と国家電網は今年5月、「『美しい天津』建設加速戦略協力枠組み協議」に調印した。協議によると、国家電網は第13次五カ年規画(2016~2020年)期中、天津に643億元(1元=約16円)を投じ、スマートグリッドや農村送電網高度化、暖房燃料の石炭から電力への切り替えなどの建設や産業発展に充てる。
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