【新華社北京8月3日】中国商務部報道官は2日、米国が2千億ドル相当の輸入中国製品に対する関税率を引き上げるとしていることを受け、談話を発表した。
同報道官は次のように述べた。この2日間、米国に二つの動きがあった。一つは声明を出し、2千億ドル相当の輸入中国製品に対する関税率を10%から25%に引き上げるとしたことであり、もう一つは中国との交渉再開をあちこち言いふらしていることである。
同報道官は次のように指摘した。米国は全世界の利益、ひいては米国の一般農民、企業家、消費者の利益を顧みず、中国に対し飴と鞭の両方の策略を弄しているが、このようなやり方は中国に何の影響も及ぼさず、貿易戦争に反対する世界の国と地域を失望させるだけである。
同報道官はまた次のように述べた。貿易戦争をエスカレートさせようとする米国の脅しに対し、中国はすでに準備を整えており、国の尊厳と人民の利益、自由貿易と多角的体制、世界各国の共通の利益を守るため、対抗措置を取らざるを得ない。同時に、中国は一貫して対話を通じて意見の相違を解決することを主張しているが、その前提は平等な取り扱いと約束の順守である。
同報道官は次のように表明した。米国が中国にいわれなき非難を加える根本的な目的は、中国の平和的発展を抑圧するためである。悪い事がよい事に変わることがあり、挑戦がチャンスに転化することがある。我々は、経済の質の高い発展という目標の実現に対し自信に満ちている。
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