【新華社ワシントン8月2日】米軍は1日、朝鮮戦争で死亡した米兵の遺骨の一部が朝鮮から返還されたことに伴う式典をハワイで行った。
オアフ島のパールハーバー・ヒッカム統合基地で行われた式典にはペンス米副大統領も参加した。朝鮮は今回、遺骨55柱を返還した。
米軍当局者は先ごろ、メディアに対し、これらの遺骨は簡易鑑定で朝鮮戦争に参加した米兵の遺骨である確率が高いことは判明しているが、遺骨の身元を具体的に確認するには数カ月から数年かかるとの見方を示した。
在韓米軍は先月27日、朝鮮が同日午前に遺骨を朝鮮の元山(ウォンサン)から韓国ソウル南方の京畿道(キョンギド)にある烏山(オサン)米空軍基地に輸送したことを確認した。遺骨は返還式後にハワイに運ばれることになっていた。
6月12日にシンガポールで開催された米朝首脳会談では、両国首脳が共同声明に署名し、朝鮮戦争の捕虜と行方不明者の遺骨を捜索することで合意。同時に朝鮮側が身元を確認した米兵の遺骨を返還するとした。これを受け、両国代表は先月15日、南北軍事境界線のある板門店(パンムンジョム)で将官級会談を開き、遺骨返還問題について協議した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: