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成都ジャイアントパンダ繁殖基地、誕生した赤ちゃんを全力で支援
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-08-02 19:10:25 | 新華社 | 編集: 王珊寧

  【新華社成都8月2日】中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は1日、ジャイアントパンダ「園潤」(ユェンルン)が7月31日に1頭の雌の赤ちゃんを無事出産したと発表した。出生体重は151・8グラムで「潤九」(ルンジウ)と名付けられた。

 「園潤」は同日午前10時24分に破水し、午後0時56分に「潤九」を出産した。

 同基地の飼育チームは出産後すぐ「潤九」を「園潤」から引き離して保護し、さまざまな検査を行った。その際に飼育員が「潤九」の口元から首にかけて長い傷があることを発見した。飼育員は「園潤」が「潤九」を抱きかかえようとした際に傷つけたのではないかとみている。

 同基地では専門家チームがすぐに「潤九」の負傷状態を細かく観察。傷口の縫合手術を行うことを決め、計9針縫う手術は無事成功した。

 飼育チームでは、手術後に「潤九」が正常に食事できない可能性を考慮。「潤九」に母親の初乳を摂らせる際に、人の手で餌を食べさせ、再び負傷しないようにしたいと考えた。だが「園潤」に子育て経験がないため、飼育員の搾乳作業は難易度が高く、危険性も極めて高いものとなった。それでも飼育チームは挑戦し続け、「潤九」のためにより多くの母乳を確保した。

 「潤九」は食欲が旺盛で、さまざまな生理学的指標はどれも正常値を示している。同基地では現在「潤九」を24時間体制で見守っている。(記者/蕭永航)

 

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