【新華社北京7月18日】中国国家統計局中国経済景気監測センターの潘建成副主任はこのほど、中国経済成長の強靭性は質の高い発展のため強固な基礎を築き上げており、中国経済が安定成長しているのは、消費構造の改善や産業構造の高度化が進み、新たな原動力を形成する重要な時期を迎えているからだと指摘した。経済参考報が伝えた。
潘建成氏の説明によると、強靭性とは、どんな場合であっても中国経済が依然として安定を保つことだという。上半期の経済データをみると、中国経済は12四半期連続で6・7%~6・9%の成長を維持しており、これはこれまでにはなかったことだ。
同氏は、中国の経済成長の強靭性は安定した成長にとどまらず、物価や雇用も安定させていると述べ、消費者物価指数(CPI)は6~7年連続で2%前後で推移し、デフレリスクは長い間発生しておらず、生産者物価指数(PPI)も健全な範囲で推移し、これまでの54カ月連続の下落局面から脱したと指摘した。同氏は「2016年10月から今年上半期まで、PPIは前年同期比で緩やかな上昇すう勢を保ってきた。PPIの緩やかな上昇は工業品市場需要の安定化を意味し、これはすべて好材料だ。また、就業情勢の改善が続いており、失業率も緩やかに低下している」という。
同氏は、中国では消費構造の改善や産業構造の高度化が進み、新たな原動力を形成する重要な時期を迎えており、しかもこの傾向は最近しばらく続いているとの認識を示した。サービスの消費比率の拡大に伴い、消費の経済成長に対する寄与度が拡大し続けている。新たな原動力の形成面でもみられるのは、世界規模での新たな技術改革に伴い、中国はこの新しい技術革命の波に乗り、新たな原動力の急成長をもたらしたことだ。「新たな原動力の急成長、産業構造の高度化、技術進歩は、中国経済成長の強靭性を増強している」と同氏はいう。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事