18日、蘇州市にある古書店「文学山房」で修繕された古書を見せる江澄波さん。(新華社記者/季春鵬)
中国江蘇省蘇州市鈕家巷に「文学山房」という古書店がある。面積はわずか約20平方メートルで、92歳になる江澄波さんが経営している。江さんは1942年、祖父が開店した文学山房で見習いを、書籍の収集・修繕と古書の知識を勉強し、書店の世界と深い縁を結んだ。2001年、子どもたちの援助で書店の経営を再開し、文学山房の店名を守り続けている。江さんは古書と長い年月を共にし、古書の修繕分野において大きな業績を残してきた。代々の古刻書や名家が書き写し、校注した善本(学術的価値のある古典の版本・写本)に対する高い鑑定能力を持ち、古書における珍本修繕や資料提供の面で貢献をしている。