【新華社北京7月21日】中国にとって人口の高齢化は21世紀を通した普遍的な国情だ。中国国家衛生健康委員会党グループのメンバー兼全国高齢者活動委員会常務副主任の王建軍氏は19日、2050年ごろまでに中国の高齢者人口は、史上最多の4億8700万人に達し、総人口の34・9%を占める見込みだと発表した。
王建軍氏は同日、中央・国家機関離退職幹部人口高齢化国情教育講座での報告の中で、2025年に中国の60歳以上の高齢者人口は3億人に達し、総人口の5分の1を占め、2033年には総人口の約4分の1を占め、4億人を突破する見込みで、2050年ごろには総人口の約3分の1を占め、4億8700万人まで増え、高齢者人口と総人口の双方の割合がともにピークに達すると予想されるとした。
中国は1999年から高齢化社会に突入している。全国高齢者活動委員会が発表したデータによると、2017年末時点で、60歳以上の高齢者人口は2億4100万人、総人口の17・3%を占めている。1999年~2017年までの高齢者人口の純増数は1億1千万人となっている。
高齢化という国情に対する社会全体の意識をさらに高め、高齢化に積極的に対応する活動を展開するため、全国高齢者活動委員会など14部門は今年1月、共同で「人口高齢化国情教育の展開に関する通知」を発表し、高齢化の状況、高齢化政策法規、高齢化、孝行と敬老の文化、積極的な高齢観などの5分野の主要問題に向き合い、社会が一丸となって教育活動を展開していくとした。
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