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中央企業の月間純利益、史上最高の2千億元 新興産業が急増
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-07-17 11:06:48 | 新華社 | 編集: 王珊寧

 【新華社北京7月17日】中国国務院国有資産監督管理委員会(国資委)が出資する中央企業96社の純利益は上半期、8877億9千万元(1元=約17円)にのぼった。6月の純利益が初めて月間2千億元の大台に乗るなど、各数値が過去の最高水準を更新した。経済参考報が伝えた。

 今年上半期、中央企業の合計売上高は前年同期比10・1%増の13兆7千億元で、伸び率20%以上の企業は17社、10%以上は43社だった。純利益は23%増の8877億9千万元で、伸び率20%以上は37社、10%以上は58社だった。

 国資委の彭華崗報道官によると、年初来、中央企業の運営は質も効率も改善し、実体経済の収益力が増強し、新たな原動力が急成長し、リスク抵抗力も顕著に増強した。

 

▽新興産業が中央企業の成長分野に

 「今年上半期の純利益は過去最高に達した。うち、実体経済、特に工業は収益力が強くなった」。彭華崗氏によると、今年上半期、工業部門の中央企業の純利益は33・9%増の5152億8千万元、伸び率は中央企業の平均を10・9ポイント上回った。増益額は中央企業全体の増益額の78・6%を占め、第1四半期(1~3月)より9・7ポイント拡大した。そのうち、石油化学、冶金、火力発電といった重要業界の純利益成長率は30%強となった。

 注目に値するのは、戦略的新興産業と新たな原動力が急成長を見せ、とりわけ新興産業の収入の比率が次第に高まり、中央企業の主な成長分野の一つになりつつあることだ。彭華崗氏が例を挙げて説明したところによると、今年1~6月、通信会社のデータ通信やネットワーク応用など新業務が速やかな発展を果たし、新業務収入の比率は51・9%で前年より5・1ポイント拡大した。火力発電所の場合、新エネルギーの利用率が顕著に拡大し、純利益は44億1千万元増の139億5千万元。そのほか、高性能ガラス繊維、IC(集積回路)などの製品による利益も急増している。

 中国企業研究院執行院長で国有企業研究専門家の李錦氏は取材に対し、製造業は工業部門の国有企業・中央企業の主な収入源になりつつあり、とりわけ電子設備、電気機械、医薬品などの新たな成長分野が形成されており、業界構造の適正化が進み、中央企業の増益の安定性を高めていると語った。

 

▽債務の株式化は2千億元超

 「中央企業の負債比率は6月末時点で66%と年初から0・3ポイント低下し、中央企業の資産規模は55兆元に上った。中央企業のデレバレッジが際立った効果を上げ、リスク抵抗力も強くなったことがわかる」と国資委の彭華崗報道官は指摘する。

 国有企業のレバレッジの引き下げは、改革の重要な一部として、中央政府の重要な戦略をなしている。国資委は中央企業負債比率分類管理事業案を制定し、各社の責任と目標・任務を明確化し、レバレッジの引き下げと負債の削減に向けた各措置を着実に推進している。

 彭華崗氏によると、中央企業の債務構造は適正化が続いている。中央企業の有利子負債規模の前年比上昇幅は4・9%で年初より2・3ポイント低下した。そのほか、軍需、通信など重点業界の負債比率も改善を続けている。また、冶金、発電などの負債比率が相対的に高い業界も顕著な下降を見せ、建築業の負債比率も前年より下がった。

 さらに彭華崗氏によると、国資委の重点管理対象企業の平均負債比率は前年比で3・3ポイント低下した。中央企業18社は市場化による債券の株式化を着実に推し進め、総額約5千億元の枠組み合意を締結し、実行額はすでに2千億元超えた。

 

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新華網日本語

中央企業の月間純利益、史上最高の2千億元 新興産業が急増

新華網日本語 2018-07-17 11:06:48

 【新華社北京7月17日】中国国務院国有資産監督管理委員会(国資委)が出資する中央企業96社の純利益は上半期、8877億9千万元(1元=約17円)にのぼった。6月の純利益が初めて月間2千億元の大台に乗るなど、各数値が過去の最高水準を更新した。経済参考報が伝えた。

 今年上半期、中央企業の合計売上高は前年同期比10・1%増の13兆7千億元で、伸び率20%以上の企業は17社、10%以上は43社だった。純利益は23%増の8877億9千万元で、伸び率20%以上は37社、10%以上は58社だった。

 国資委の彭華崗報道官によると、年初来、中央企業の運営は質も効率も改善し、実体経済の収益力が増強し、新たな原動力が急成長し、リスク抵抗力も顕著に増強した。

 

▽新興産業が中央企業の成長分野に

 「今年上半期の純利益は過去最高に達した。うち、実体経済、特に工業は収益力が強くなった」。彭華崗氏によると、今年上半期、工業部門の中央企業の純利益は33・9%増の5152億8千万元、伸び率は中央企業の平均を10・9ポイント上回った。増益額は中央企業全体の増益額の78・6%を占め、第1四半期(1~3月)より9・7ポイント拡大した。そのうち、石油化学、冶金、火力発電といった重要業界の純利益成長率は30%強となった。

 注目に値するのは、戦略的新興産業と新たな原動力が急成長を見せ、とりわけ新興産業の収入の比率が次第に高まり、中央企業の主な成長分野の一つになりつつあることだ。彭華崗氏が例を挙げて説明したところによると、今年1~6月、通信会社のデータ通信やネットワーク応用など新業務が速やかな発展を果たし、新業務収入の比率は51・9%で前年より5・1ポイント拡大した。火力発電所の場合、新エネルギーの利用率が顕著に拡大し、純利益は44億1千万元増の139億5千万元。そのほか、高性能ガラス繊維、IC(集積回路)などの製品による利益も急増している。

 中国企業研究院執行院長で国有企業研究専門家の李錦氏は取材に対し、製造業は工業部門の国有企業・中央企業の主な収入源になりつつあり、とりわけ電子設備、電気機械、医薬品などの新たな成長分野が形成されており、業界構造の適正化が進み、中央企業の増益の安定性を高めていると語った。

 

▽債務の株式化は2千億元超

 「中央企業の負債比率は6月末時点で66%と年初から0・3ポイント低下し、中央企業の資産規模は55兆元に上った。中央企業のデレバレッジが際立った効果を上げ、リスク抵抗力も強くなったことがわかる」と国資委の彭華崗報道官は指摘する。

 国有企業のレバレッジの引き下げは、改革の重要な一部として、中央政府の重要な戦略をなしている。国資委は中央企業負債比率分類管理事業案を制定し、各社の責任と目標・任務を明確化し、レバレッジの引き下げと負債の削減に向けた各措置を着実に推進している。

 彭華崗氏によると、中央企業の債務構造は適正化が続いている。中央企業の有利子負債規模の前年比上昇幅は4・9%で年初より2・3ポイント低下した。そのほか、軍需、通信など重点業界の負債比率も改善を続けている。また、冶金、発電などの負債比率が相対的に高い業界も顕著な下降を見せ、建築業の負債比率も前年より下がった。

 さらに彭華崗氏によると、国資委の重点管理対象企業の平均負債比率は前年比で3・3ポイント低下した。中央企業18社は市場化による債券の株式化を着実に推し進め、総額約5千億元の枠組み合意を締結し、実行額はすでに2千億元超えた。

 

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