【新華社石家荘7月18日】中国河北省政府はこのほど、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設に積極的に参画し、国際生産能力における協力を実施する計画を公表した。2020年までに同省の海外鉄鋼生産能力を1200万トン、セメント生産能力を400万トン、ガラス生産能力を500万重量箱(厚さ2mmの板ガラス10平方メートルの重量、約50キログラム)にする目標である。
同省は計画に基づき、鉄鋼、セメント、ガラス、太陽光、電力、設備製造、紡織・アパレル、農業、インフラ、ハイテクの10業界に焦点を当て、生産能力の優位性を発揮し、産業発展の方向性を定める。従来型産業では、新興国市場でのインフラ建設や工業化に積極的に参画する一方、ハイテク分野では、先進国での先端領域への買収・投資を重点とし、国際生産能力における協力を前向きに展開する。
同省は鉄鋼など10業界の国際生産能力での協力重点を明確にした。鉄鋼業界では、河鋼セルビア公司のモデル効果を示し、中東欧諸国との協力を拡大、欧州市場をいっそう開拓する。インドネシア、マレーシア、ベトナム、パキスタン、インドなどアジア周辺諸国およびアフリカの一部の国への投資を奨励し、徳龍鋼鉄有限公司のインドネシアプロジェクト、新武安鋼鉄集団有限公司のマレーシアプロジェクト、武安新峰セメント有限公司のエジプトプロジェクトを重点的に推進する。また、河北文豊実業集団、遷安九江線材などの企業の海外鉄鉱資源開発をサポートする方針である。
他にも、同省は海外で産業パークを建設する。それは、大手企業を柱とし、現地での優位性を発揮し、産業チェーンを整え、川上・川下がマッチングし、牽引役と集積化の効果が明らかで、特色のあるパークを目指す。
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