【新華社カイロ7月10日】アラブ連盟(LAS)のホッサム・ザキー副事務局長はこのほど、エジプトの首都カイロで新華社の単独インタビューに応じ、中国・アラブ諸国協力フォーラムは中国とアラブの関係発展、双方の各分野での協力の一本化をいっそう推進するために必要なプラットフォームを提供してきたと述べた。
ザキー氏は中国で行われる中国・アラブ諸国フォーラム第8回閣僚級会議に向けて出発する前に記者のインタビューに応じた。
ザキー氏は、中国は巨大な経済規模と政治的影響力を有する大国であり、歴史において一貫してアラブ諸国の立場を支持し、アラブ諸国の権利の擁護を呼びかけており、アラブ世界はこれに対し深く感謝の意を表し、またさらに高いレベルでの中国との意思疎通の維持を希望すると述べた。同氏は、中国・アラブ諸国協力フォーラムがまさにそうした協力メカニズムを提供し、双方が定期的に行われる会議を通じて意見交換を十分に行い、言いたいことを存分に語り合い、また中国とアラブの経済貿易、社会、政治などの分野の協力計画をまとめるのに役立っているとの考えを示した。
また、今回の閣僚級会議においてパレスチナや、中国とアラブの貿易協力、中国のアラブ諸国に対する投資などの議題が重点的に扱われるよう期待しており、「パレスチナ問題は一貫して中国・アラブ諸国協力フォーラムの重要な協議事項の一つとなってきた。中国はこの問題で公正な立場を続けており、われわれは中国がパレスチナ人民を支持してきたことに対し感謝を表明する」と語った。
さらに、アラブ諸国と中国の貿易額は2017年に1920億ドルに達し、双方の貿易関係は良好で、さらなる成長の余地を有していると指摘した。
ザキー氏は「アラブ諸国は全面的かつ持続可能な原則に基づく発展の構築が全体として欠乏している。中国とアラブ双方は国連の持続可能な開発のための2030アジェンダについての具体的な協力の実施によって、アラブ地域の状況を根本から変えることができる」と語った。
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