【新華社アモイ６月１３日】「２０１８両岸グリーン交通発展フォーラム」が１０日、福建省アモイ（厦門）市で開催された。台湾海峡両岸の企業界や大学、研究所から２００人を超える学者が一堂に会し、両岸のグリーン交通の最新成果と発展動向を検討した。
「両岸グリーン（環境配慮型）交通」をテーマとしたこのフォーラムでは、両岸の専門家や学者らが「一帯一路（シルクロード経済ベルトと２１世紀海上シルクロード）グリーン文明」「グリーン交通現代管理理念」「グリーン交通イノベーション技術応用」「グリーン交通運営モデル」「グリーン交通『市民参加』」「グリーン交通サプライチェーン関係」などをめぐって経験を交流し、分かち合った。
台湾高速鉄道の欧晋德・前董事長は「グリーンでインテリジェントな交通は現在の主要な流れの一つだ。インテリジェント技術の応用だけでなく、『以人為本』（人間本位）の交通システムを構築し、安全・便利・快適な乗車環境を作り上げなければならない」と指摘し、両岸が今後もグリーン交通の発展での交流と協力を強め、両岸の産業の長所での補い合いを促進し、ブランド・技術・サービスでグローバル市場を共に開拓することに期待を示した。
アモイ交通運輸局の師強・副局長は、交流を通して、台湾地区の交通分野の人材が大陸部へとわたり、大陸部の人々と一緒に都市グリーン交通の建設に参加することを期待すると述べた。
師副局長は「われわれには、これから推進すべき具体的なプロジェクトがある。例えば鉄道交通では、台湾には比較的進んだサービス理念がある。われわれはこれを導入し、鉄道交通のサービスと運営の水準を高めることを望んでいる」と語った。
中華環境保護基金会とアモイ市交通運輸局は同日、「一帯一路」と両岸のグリーン交通、公益的交流活動を支援するため、「中華環境保護基金会グリーン交通公益基金（アモイ）」を共同設立した。また福建省民営経済国際協力商会とアモイ台商投資企業協会は、台湾製品をアモイを経由し、中欧班列（中国－欧州定期貨物列車）を利用して欧州に運ぶための協力合意を結んだ。さらにアモイ公交集団と台湾捷邦管理顧問会社も「スマートラピッド輸送システム運営管理枠組み合意」を締結し、アモイのスマートな路線バスシステムの運営管理プロジェクトを共に開発することで合意した。
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