【新華社シンガポール6月12日】朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員会委員長とトランプ米大統領は12日、シンガポールで向き合って進み、朝鮮半島問題の政治的解決における重要な一歩を同時に踏み出した。
長期にわたって敵対関係にあった朝米両国は同日、初の首脳会談を行い、朝鮮半島の非核化と平和メカニズムの構築などについて協議した。
会場に着席した後、トランプ氏は、会談の成功を期待しており、双方が良好な関係を築くことができると信じていると述べた。金正恩氏は、今日ここまで歩んで来たのは決して容易ではなく、双方は多くの障害を乗り越えたと表明した。
二人はその後、再び握手し、満面の笑みを浮かべた。トランプ氏は金氏に親指を立てた。
国際問題の専門家は、数十年にわたる政治的断絶、軍事的対峙を経て、朝米指導者が海を越え、交渉のテーブルに向き合って座ったことは、朝鮮半島の緊張状態が緩和に向かうまた一つの象徴であり、半島が平和に向かう機会の窓をさらに開くことが期待できると述べた。
国際社会は、朝米両国が向き合って進むこと、また対話情勢の継続を喜ばしく見ている。今回の会談に先立ち、中朝、朝韓、韓米の指導者はそれぞれ二国間会談を行い、朝鮮半島が非核化、平和、繁栄の新たな時代に入る歴史的な機会を迎えるよう共に推進してきた。
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