【新華社上海６月９日】第３回北極に関する中日韓ハイレベル対話が８日、上海市で開催された。 中国の高風外交部北極担当特別代表、韓国の康禎植（カン・ジョンシク）外交部北極担当大使および日本・外務省の山本栄二北極担当大使が出席した。
３カ国は北極の変化がもたらす世界的な課題と国際的な影響を認識し、北極の平和、安定および持続可能な開発のために引き続き貢献していきたいとの意図を表した。３カ国は、中国政府が今年１月に『中国の北極政策白書』を正式に公表したことについて歓迎し、北極科学研究を協力の優先分野とすることで合意した。また、『北極海中央における無規制な公海漁業を防止するための協定案』の交渉の完了を歓迎し、北極評議会の業務を引き続き支持すること等を表明した。３カ国は対話後に共同声明を発表した。
北極に関する中日韓ハイレベル対話は、２０１５年に開かれた第６回中日韓サミットの成果の一つで、中日韓３カ国が北極政策交流を強化し、北極分野での実務協力を推進するための重要なプラットフォームとなっている。今年５月に採択された『第７回中日韓サミット共同宣言』はこの対話に対する支持を表明し、３カ国の北極協力の重要性を重ねて表明している。第４回北極に関する中日韓ハイレベル対話は２０１９年に韓国で開催される。
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