【新華社ニューデリー６月７日】上海協力機構（ＳＣＯ）加盟国首脳理事会第１８回会議が山東省青島市で行われるのを前に、羅照輝駐インド中国大使が中国メディアの共同インタビューに応じ、インドとパキスタンが上海協力機構に加わった意義は非常に大きく、健全で安定した中印関係は同機構の発展に対し重要かつ積極的な影響を持っていると述べた。
羅照輝氏は「昨年インドとパキスタンが上海協力機構の『大家族』に加わった意義は非常に大きい。第一に同機構が絶えず発展・成長していることを示し、第二に同機構の汎アジア色彩と代表性が増し、第三に同機構の開放度、魅力、生命力をはっきりと示し、第四に同機構の発展空間をさらに拡大させ、国際的影響力と地位をいっそう向上させた」と述べた。
また、「健全で安定した中印関係は同機構の発展に対し重要かつ積極的な影響を持っており、反グローバル化と保護主義の台頭により、中国とインドは二大発展途上国であり重要な新興市場国として、共に既成の大国からの圧力に直面し、また隣接する新興大国との共存の道を模索しなければならない。現在、両国は良好な関係を維持しており、さらに経済発展・改革深化・現代化推進のプロセスの重要な段階にあり、両国は発展戦略のマッチングを図り、国政運営の経験を分かち合うべきで、両国関係の積極的で良好な発展は、同機構の枠組みにおける協力のための新たな原動力になる」と話した。
さらに、「世界で両国の人口が１０億を超える大国として、同機構の発展について逃れられない重要な責任を負っている。中国は、インドの同機構への加盟を歓迎し、また支持しており、同機構の枠組みにおいてインドとの効果的な協力を期待している」と述べた。
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