【新華社アモイ6月6日】第10回海峡フォーラムの開幕式が6日、福建省アモイで行われ、汪洋中国共産党中央政治局常務委員・中国人民政治協商会議全国委員会主席が出席し、あいさつした。
汪洋氏は次のように述べた。一つの中国の原則を体現する「九二共識」(92年コンセンサス)の堅持が両岸関係の発展を確実にするカギであり、われわれと台湾当局および各政党の交流の基礎であり、条件である。この点を守れば、いかなる政党、団体も大陸との交流に障害はない。祖国の分裂をはかる「台湾独立」勢力とその活動は国の主権と領土保全を損なうもので、両岸同胞の敵意と対立をあおることが台湾海峡の平和と安定にとって最大の脅威であり、断固反対しなければならない。
汪洋氏は次のように指摘した。両岸経済は緊密につながり、補完性が強く、経済協力の拡大・深化、経済融合の促進が両岸関係の平和的発展の強大な原動力である。われわれは大陸の発展のチャンスを台湾企業と優先的に共有し、「両岸経済文化交流協力促進に関する若干の措置」を真剣に実行し、政策面で台湾企業を大陸企業と同一に処遇する用意がある。
中国国民党の郝竜斌副主席らが発言し、次のように表明した。両岸関係の情勢が厳しくなるほど、両岸同胞は自信を固め、妨害を排除し、扉を大きく開き、大道を歩まなければならない。「九二共識」を堅持し、「台湾独立」に反対し、経済協力と文化交流を一段と緊密にし、これまでの両岸の通信、通商、通航の成果を固め、勉学、結婚、就業でも便宜を図り、「両岸は一家のように親密」という理念が人々の心に深く根を張るようにしなければならない。
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