【新華社北京6月5日】新華社石油価格システムがこのほど発表した中国石油在庫データによると、中国の4月末の原油在庫(備蓄在庫除外)は3月末より1・27%増え、ガソリン・軽油・灯油の在庫は3・58%減った。そのうち、ガソリン、灯油の在庫が増加し、軽油は減少した。
原油をみると、4月の中国原油純輸入量は前月比で増加し、原油の生産量と加工量はともに減少した。全体的には、4月の調査対象原油の商業在庫が前月比増えている。
ガソリン・軽油・灯油の供給をみると、原油加工量が前月比で減少したことから、中国の4月のガソリン・軽油・灯油生産量も石油製品輸出量も減少した。ガソリンの需要情況をみると、4月には気候が暖かくなり、マイカーでの移動・観光が増えたため、ガソリン需要は持ち直した。軽油の需要情況をみると、野外のインフラ建設などが比較的高い着工率を維持したため、物流輸送業界が活発となり、春の耕作による農業需要の増加などと併せ、軽油の需要も旺盛だった。全体的にみると、調査対象のガソリン、灯油の在庫は前月比増加し、軽油は下降した。 中国石油在庫データは新華社石油価格システムが自ら開発した石油関連データ製品の一つであり、中国国内に分布する新華社の情報収集ネットが収集、関連専門家の調査と結びつけ、総合的に価格、季節、価格決定体制などの要素を考えた上、石油専門家顧問チームが評価したものだ。中国石油在庫データは毎月、新華社石油価格システムを通じて公開される。
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