【新華社サンクトペテルブルク5月27日】ロシアのプーチン大統領は25日、一部の国が取っている貿易保護政策や制裁措置などが世界経済に極めて消極的かつ深刻で重大な影響をもたらしていると表明した。
プーチン氏は同日、サンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムの全体会合で、開かれた市場、公正な競争が、各種の例外措置、制限措置、制裁措置に常に取って代わられ、制限措置が各国の「公式な」経済手段になっており「国際経済のルールに反することが逆にルールになっている」との見解を示した。
プーチン氏は次のように強調した。公正な競争は経済の良好な発展を保証し、あらゆる国がこの方向に大きく歩みだす必要がある。利益の衝突は常にあり、重要なことは互いに尊重し合うことである。公正な競争を通じて相違点を解消する能力を備えることは、各国が穏やかに持続的に発展するための基礎である。
プーチン氏はまた、ロシアは自国の利益のために経済を発展させるが、他国の利益を損なうことはしないと強調。ロシアは自由貿易と経済一体化を支持するとし、欧米やアジアなどのパートナーに対して、安定した発展の実現という目標に向かって努力し、当面の情勢に対応できる経済成長モデルを共同で探求しようと呼びかけた。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: