【新華社南京5月24日】スマート設備はスマート製造の主要な受け皿であり、産業用ロボット、3Dプリンター設備、NC工作機械、センサーなどの主要な産業に関係している。中国経済情報社がこのほど発表した「2017~2018中国スマート製造年度発展報告」は、世界のスマート設備産業規模が急速に拡大していることを示している。
産業用ロボット市場は勢いよく拡大している。国際ロボット連盟(IFR)の関連報告によると、2016年の世界産業用ロボットの販売台数は前年比16%増の29万4千台に達し、このうちアジア地域での販売台数は同18・63%増の19万1千台で、増加の勢いが最大の地域となった。欧州地域での販売台数は12%増の5万6千台、アメリカ大陸地域での販売台数は7・8%増の4万1千台だった。IFRはまた、2018年には232万台の産業用ロボットが工場に配備されると予測している。
製造業の労働者1万人当たりの産業用ロボットの数を意味するロボット密度は引き続き拡大した。2015年に66台だった世界のロボット密度は、2016年には74台にまで上昇した。産業用ロボット密度の上位10カ国と地域は韓国、シンガポール、ドイツ、日本、スウェーデン、デンマーク、米国、イタリア、ベルギー、中国台湾地区となっている。
世界のNC工作機械市場もさらに活気づいている。前瞻産業研究院のデータによると、2016年の世界工作機械・電子市場におけるNCシステムの市場規模は224億ドルで、工作機械・電子市場総額の63・9%を占めた。
3Dプリンター市場規模は年々増加しており、研究機関のモードーインテリジェンスが発表した報告によると、2017年、世界の3Dプリンター市場規模は83億1200万ドルに達した。2023年には353億6千万ドルに達し、予測期間内の年間平均成長率は27・29%になる見込み。
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