【新華社ワシントン5月25日】中国の王毅国務委員兼外交部長は現地時間23日、アルゼンチン訪問を終えて帰国する途中、経由地の米ワシントンで、米国に対し、一つの中国の原則を守るよう求めた。
王毅氏と米国のポンペオ国務長官が会談後に行った共同記者会見で、米国がこのところ台湾問題で消極的な動きを見せていることについて、ポンペオ氏に対し、米国の一つの中国政策に変化があるか、王毅氏に対し、どのように捉えているかとの質問が出た。
ポンペオ氏は、米国の一つの中国政策に変わりはなく、米国のこの問題に関する政策は一貫していると表明した。
王毅氏は次のように述べた。この質問は米国の対台湾政策に対する中国社会の各界の懸念を反映している。ポンペオ国務長官が先ほど、米国の一つの中国政策に変わりはないと明確に表明したことに私は留意している。私が強調したい点は、台湾問題が中国の主権と領土保全に関係しており、中国の核心的利益に関係していることだ。われわれは米国に対し、一つの中国の原則と中米間の三つの共同コミュニケを厳守し、台湾問題を必ず慎重に処理し、中米関係の大局と台湾海峡の平和を守るよう求める。
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