【新華社海口5月11日】中国熱帯農業科学院と海南省農業科学院は9日、国家熱帯農業科学センターを共同建設する枠組協力合意を結んだ。
合意によると、双方は、国家熱帯農業科学センターの共同建設を主要任務とし、中国熱帯農業科学院と海南省熱帯農業科学院の科学技術面の優位性を十分発揮して、▽一連の先端学科の提携・イノベーションプラットフォームと産業イノベーション成果の実用化プラットフォームの建設を規画する▽さまざまなタイプからなる多層的なイノベーションシステムを構築する▽世界一流の科学者を集め、オリジナル・イノベーション能力を強め、熱帯農業の現代化発展を阻む一連の重大な科学的難題と先端科学技術のボトルネックを突破する▽国家の熱帯農業の戦略的基盤となる中核産業に保障を与える――などの取り組みを進める。双方は国家熱帯農業科学センターを、国家レベルを代表し、国家の意志を体現し、国家の使命を担った国家イノベーションプラットフォームとして建設する計画だ。
中国熱帯農業科学院の王慶煌院長によると、同院は、熱帯農業の科学技術イノベーションの国家チームとして、科学技術のイノベーションや成果の実用化、人材育成など多くの面で、中国の熱帯農業の発展に大きく貢献してきた。海南省農業科学院も、科学技術サービスの普及などで独自の特色を持っている。双方の目標は一致しており、長所で補い合うことができる。合意締結を新しい起点として、資源の統合をさらに進め、開放と共同イノベーション、共同推進を強化し、国家熱帯農業科学センターの建設を加速して行く。
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