【新華社重慶4月22日】中国の重慶、広西、貴州、甘粛など西部10省・直轄市は20日、中国・シンガポール相互接続プロジェクト南向きルートの共同建設についての「重慶構想」を共同で発表した。コミュニケーションを強化し、密接に協力することで南向きルートの建設を成功させ、中国が「陸海内外の連動、東西双方向の互助」のオープンな仕組みを構築できるよう貢献したいとした。
同ルートは、鉄道・道路・海運など様々な輸送手段を使い、重慶から南へは貴州省などを経て、広西チワン族自治区の北部湾などの沿海部通関地を通り、シンガポールおよび東南アジア諸国連合(ASEAN)の物流ポイントに到着する。北へは蘭渝(蘭州~重慶)鉄道および甘粛省の主要物流ポイントを利用し、中央アジア・南アジア・欧州などの地域を繋ぐ。
20日、同ルート2018年中国側の合同会議が重慶市で開かれ、重慶・広西・貴州・甘粛が内モンゴル・四川・雲南・陝西・青海・新疆を会議に招き、各省・直轄市・自治区が同ルートの共同建設にさらに協力していくという共通認識を確認し、「重慶構想」を発表した。
「重慶構想」は、運営主体が市場競争力を持ち、貨物発送元が十分保障され、取り扱い量が基本的にバランスがとれ、様々な輸送手段が良好に相互補完され、持続的で安定的な発展が可能な複合型国際貿易ルートとなるよう尽力し、沿線の省が同建設に共同参加することを歓迎するとしている。 同ルートの「鉄道・海上一括輸送ルート」は昨年9月末の通常運行開始以来、すでに毎週3往復、累計130便以上を運行した。中国国内外の貿易港湾はすでに東アジア・東南アジア・アフリカ・アメリカ・中東を含む45の国と地域、82港湾をカバーしている。
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