【新華社ニコシア４月２０日】中国の黄星原駐キプロス大使はこのほど、キプロス外務省で開催されたシンポジウムで、キプロス政府関係者、外国駐キプロス大使、専門家、学者に「一帯一路」構想を紹介し、中国は「一帯一路」の場を生かし、さらなる開放により、発展の成果が世界に行き渡るよう望んでいると指摘した。
黄星原氏は、「一帯一路」構想が２０１３年に提唱されて以降、キプロスを含む多くの国は積極的に中国の呼びかけにこたえた。キプロス政府や財界関係者は「一帯一路」構想を高く評価し、同構想が欧州およびキプロスにチャンスをもたらすと見ており、積極的に参与したいと述べた。
保護貿易主義の台頭を背景に、「一帯一路」構想は時代の流れに順応し、現実的な需要に合致している。中国は「一帯一路」構想をてこに、相互の結び付きを実現し、経済要素の秩序あるかつ自由な流動、効率的な資源配分、市場の深いつながりを促し、世界の経済成長に新たな原動力を付けるよう願っていると黄星原氏は述べた。
同氏はまた、第１回中国国際輸入博覧会が２０１８年１１月に上海で開催されることを紹介した。１国で外国商品の説明・販売をテーマとする国家級博覧会を開くのは歴史的に見ても大変珍しいことであり、中国の開放・包容の姿勢、貿易自由化と経済グローバル化への切実な取り組みを十分に示していると述べた。
同氏は、以下のように強調した。責任感ある大国として、中国は常に自由貿易を提唱し、世界多国間貿易体制とルールを守っている。そして、閉鎖すれば最終的に行き詰まるほかなく、開放と協力をしてこそ道が広がることを信じている。中国は国際社会と共に、開放の中で協力をし、協力でウィンウィンを求め、世界に安定した、明るい先行きをもたらすために、積極的な役割を果たすことを願っている。
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