【新華社重慶4月19日】中国の重慶市と貴州省はこのほど、協力の枠組みに関する合意を結んだ。双方は合意に基づき共同でインフラの相互接続を進め、相互に結ぶ「通路」建設を加速し、隣接区県の「一時間通勤圏」、重慶と貴陽の「二時間交通圏」を共同で構築していく。
合意に基づき、双方は高速道路、鉄道、水運、航空など多くの分野で交通協力を進めていく。高速道路については、2018年に重慶市江津区から貴州省遵義市習水県、重慶市中心部へ至る区間をそれぞれ確実に完成させる。2020年末までに並行して蘭海高速(甘粛省蘭州-海南省海口)の重慶から遵義までの区間で拡張工事の完成を目指す。また2020年末までに重慶市武隆区から遵義市道真コーラオ族ミャオ族自治県、重慶市彭水ミャオ族トゥチャ族自治県から遵義市務川コーラオ族ミャオ族自治県、重慶市秀山トゥチャ族ミャオ族自治県から貴州省銅仁市印江トゥチャ族ミャオ族自治県までの高速道路の建設を開始し、重慶から貴州省赤水市、重慶市万盛区から遵義市正安県までの高速道路建設のための準備業務を始動させるよう努力する。
鉄道については、渝懐鉄道(重慶―湖南省懐化)の第2路線、重慶市涪陵区と懷化区間の建設を加速させ、2020年の完成と開通を目指す。同時に国の関連部門の支持を求めながら、第13次5カ年計画(2016~2020年)期間中に雲南省昭通市と重慶市黔江区間の路線、涪陵と広西チワン族自治区柳州市間の路線、重慶と貴陽間の旅客専用路線を建設するための準備業務を始動させ、速やかな建設開始を目指す。
水運については、海へとつながる水路の建設を加速させ、貴州省遵義市の烏江渡と涪陵間の航路の計画レベルを4級から3級に高め、国の計画に組み込まれるよう国の支持を求めていく。航空分野では直行便のフライト数を増やす計画となっている。貴陽空港と、重慶万州や黔江などのサブ空港の協力を強め、積極的に航空輸送能力を高め、企業誘致を進め、新たな航空路線を開拓する。
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