【新華社海口4月15日】習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は13日、海南省の省都・海口市で開催された海南省設立・経済特区建設30周年祝賀大会において、党中央が海南島全域での自由貿易試験区設立を支持すると決定したことを発表した。また、党中央は同省が中国の特色ある自由貿易港の建設を段階的に模索し、着実に推進し、段階を追って自由貿易港政策と制度体系を整備していくことを支持すると発表した。
これは中国において面積が最大で、開放レベルが最高の自由貿易区であり、また中国初の自由貿易港となる。中国がさらに高いレベルの新たな改革開放配置の過程での重要な一歩であり、対外開放の拡大と経済のグローバル化を積極的に推進するという決意を示す重大な措置でもある。
習主席は、世界中の投資家たちが海南で投資や起業を行い、積極的に海南自由貿易港の建設に参加することを歓迎すると表明した。
中国(海南)改革開放研究院の遅福林院長は「改革開放40周年の重要な節目に、中国が海南で高いレベルで貿易・投資自由化政策を実施し、中国の特色ある自由貿易制度を模索することは、市場開放を進めるうえで重大な政策の公示と行動であり、経済のグローバル化に対し非常に積極的な推進作用を生み出すだろう」と述べた。
中国南海研究院の呉士存院長は「海南島の新たな開放は『一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』の建設に実質的な進展をもたらし、同省は南海周辺国家およびアジア太平洋地区と中国市場を結びつける架け橋の役割を果たし、他の自由貿易区や自由貿易港と相互補完関係や互恵関係を実現し、南海は友情・平和・協力の海となっていくだろう」との考えを示した。
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