13日、報道陣に公開された京都国際写真祭で作品を撮影する記者。
【新華社京都4月14日】第6回「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」が13日、一般公開に先立ち報道陣に公開された。写真祭には中国、日本、米国、フランス、スペイン、南アフリカ、ベナンの7カ国の写真家19人が作品を出展した。
写真祭は4月14日から5月13日までの1カ月間、京都市内の複数の場所で同時に開催される。期間中は建仁寺、三三九(旧氷工場)、京都新聞ビル印刷工場跡、藤井大丸ブラックストレージ、誉田屋源兵衛・竹院の間、京都文化博物館別館などで作品を見ることができる。
13日、報道陣に作品を説明する中国の芸術家劉勃麟氏。
中国の現代芸術家・劉勃麟(リウ・ボーリン)氏の作品が今回日本で初めて出展され、各方面の注目を集めている。自身にボディ・ペインティングを施し、背景に溶け込ませる手法を用いた作品は多くの人から高い評価を受けた。劉氏は新華社の取材に対し「芸術は世界共通の言語、写真祭は他者から学ぶ貴重な機会」と語った。
写真祭では、フランスのファッション写真の巨匠・フランク・ホーヴァット氏の代表作や日本の写真家・深瀬昌久氏、現代の著名写真家・蜷川実花氏の作品も同時に展示される。
多くの新鋭写真家が出展した作品も写真祭に彩りを添えた。フランスの写真家K-NARF氏は「労働者」をテーマに、日本のさまざまな職場の労働者100人を1年かけて撮影し、生命への敬意を表現した作品を出展した。同作品は期間中、京都市中央市場の壁面にプリント展示される。 イベントを主催したKYOTOGRAPHIE事務局によると、それぞれ特色のある複数の会場で作品を展示するのは、京都の美しい景色を楽しんでもらうのと同時に、来場者自身の創作意欲を高めてもらうのが目的だという。(記者/彭純、方芸暁)
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