【新華社南京12月5日】中国江蘇省蘇州市のある観光地に3Dプリンターを使って建設された公衆トイレが登場した。
「遠くから見るとまるで芸術館のようだ」「デザイン性があって、使い勝手も良かった」「3Dプリンターでも公衆トイレが作れるのだ」…このハイテクトイレに驚いた多くの観光客が、トイレ見学もこの観光地での人気コースになったと口をそろえて話した。
話題となった「3Dプリント」公衆トイレは、蘇州市太陽山国家森林公園に建てられている。公園の関係責任者によると、面積200平方メートルに及ぶこのトイレは、緑や木の色をベースにして、周囲の木や芝生とうまく融合していることから、「森の中の小さな箱」と称されている。
「このトイレは、建設廃棄物を原料として使われており、世界初の3Dプリンターで造られた観光地のトイレだ。鉄筋は使わないものの、コンクリートより高い強度を実現している」と同責任者が紹介した。
ここ数年間、中国政府が「トイレ革命」を大いに推進してきた。中国国家観光局は、「観光地における『トイレ革命』には、新しいテクノロジーや材料を多く導入する必要がある」と提起した。3Dプリントなどの新技術でトイレを建設することは、中国の公衆トイレがハイテク化に向けて進む縮図となっている。
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