【新華社北京11月30日】中国科学院は28日、2017年に新たに選出された61名の中国科学院の院士名簿、及び16名の新たな外国籍アカデミー会員の名簿を発表した。増員された院士たちにはどんな見どころがあるのだろうか?記者は簡潔に整理した。
見どころ1:院士年齢の若返り 年齢構成から見ると、2017年に新たに選出された中国科学院院士の平均年齢は54.1歳で、60歳以下が91.8%を占める。このうち、中国科学院生物物理研究所の徐涛氏が最も若く、46歳だ。昆明理工大学の季維智氏と、中国地質科学院地質研究所の楊経綏氏の年齢が最も高く、67歳となっている。
見どころ2:多数の「大国の重器」設計者が選出 殲-20(J-20)の総設計士である楊偉氏や、「嫦娥5号」の総設計士である楊孟飛氏などが中国科学院院士に新しく選出された。2017年の増員業務において、中国科学院学部主席グループは新興学科や学際学科、国防や国家安全などの分野へのサポートをさらに強化し、院士チームの学科構造のさらなる最適化を推進した。
見どころ3:院士の栄誉を大切にするよう強調 「5分喜べばそれで十分です。」多くの新選出された院士たちは、院士への選出を学術生涯の新たな起点とし、院士としての義務を真剣に果たし、院士としての栄誉を大切にし、科学道徳を厳守し、後進人材の手助けをし、積極的に学部活動に参加したいと語った。
見どころ4:香港から2名の院士が誕生 この2名の院士は、香港中文大学で有機化学を研究する謝作偉教授と、香港理工大学で構造工学を研究する滕錦光教授である。しかしこの2人の学者はどちらでも浙江省生まれで、中国の内地(大陸部)で大学を卒業している。
見どころ5:外国籍アカデミー会員の選出は「一帯一路」沿線国家に注目 ポーランド、オランダ、ウズベキスタンの3つの国からの科学者が今年初めて、中国科学院の外国籍アカデミー会員に当選された。外国籍アカデミー会員に関する基準を堅持するとの前提の下、中国科学院は今年特に「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」沿線国家の候補者に注目し、中国科学院外国籍アカデミー会員の国別分布はさらに合理的になった。
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