【新華社シカゴ11月23日】下水などから作られる役に立たない再生食用油「地溝油」が今、役に立つ航空燃料に変わる。現地時間21日正午頃、北京を出発した海南航空HU497便がシカゴ・オヘア国際空港に無事到着した。航空機で使用された燃料には、飲食店の廃油を精製したバイオジェット燃料が含まれており、初の中米グリーンモデル航路バイオ燃料大洋横断便が目的地に無事到着した。
海南航空はこれによって、中国で初めてバイオジェット燃料を使い乗客を乗せて大洋を横断した航空会社となった。今回のフライトの機長である同社の孫剣鋒総裁は新華社のインタビューに対し、バイオジェット燃料を使った「グリーン飛行」は通常のジェット燃料を使った場合と何の違いもなく、飛行高度は最高4万1000フィート(約1万2497メートル)に達し、運航も非常に安定し良好だったと述べた。
2016年、中米両国はグリーン航路プロジェクトに関する協力覚書を締結した。両国は今年、中米グリーン航路プロジェクトでシンポジウムを数回開催し、また海南航空が運航する北京-シカゴ航路を中米グリーンモデル航路の一つに確定した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: