【新華社東京11月23日】雪が融け、絵のように美しい田舎、緑の木々の丘、咲き誇るスズラン…21日午後、日本の東京オペラシティコンサートホールで、呂嘉(リュー・ジァ)氏の指揮する東京フィルハーモニー交響楽団は、チャイコフスキーの『交響曲第5番』が織りなす美しい自然の絵巻の中へと聴衆をいざなった。
「音楽には、言語、国境、歴史の壁がない。音楽は人々の気持ちを通わせる。今回の演奏会によって中国と日本の両国民の友情がさらに促進され、平和と友好の未来を展望できるよう願っている」。呂嘉氏は、1回目のリハーサルの後に記者にこのように述べた。
今回の演奏会の曲目には、チャイコフスキーの『交響曲第5番』、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』、中国の『紫竹調』が含まれている。
東京フィルハーモニー交響楽団の首席演奏者である近藤薫氏は、「今回のリハーサルは当初、お互いをよく知らず、少し緊張や堅苦しさがあったが、練習や音楽の交流を通し、徐々に皆がリラックスし、気持ちが合うようになっていった。最終的に、演奏会では皆が一体となり、非常にすばらしい演奏ができた」と述べた。
近藤氏は、音楽が時を超え、国家、民族、宗教などを超越できると考えている。文化・芸術の共有や交流を通して一つの作品を共に創造し、どんなに大きな困難であっても交流と協力の中で、その相違を小さくし、その問題解決をより容易にすることができる。「この意味から言って、日中間の文化交流の意義は重要だと思う」と近藤氏は語った。
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