【新華社ハノイ11月16日】習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席はこのほど、ベトナム公式訪問を終えた。ベトナムの専門家は、習近平氏が中国共産党中央委員会総書記と国家主席という2つの身分で、中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)終了後初めての訪問としてベトナムを訪問したことは、両国の政治的相互信頼をさらに高め、経済貿易関係をさらに緊密にするだろうと語った。両国の協力は新たな歴史的段階に入ることになる。
ベトナム経済学者のヴー・ティエン ・ロック氏はこのほど、新華社記者のインタビューに応じ、習近平主席の今回の訪問中、ベトナムと中国が約20件の協力協定を締結したことは、ベトナムと中国が社会経済関係の発展を共同で促進するとの意向を示しただけでなく、新たな協力分野も切り開いたと述べた。また、両国は共同声明の中で、「『中国・ベトナム経済貿易協力5ヵ年発展計画(2017-2021年)』を共に良く実施する」ことに言及し、長期的な協力における具体的な計画を確定した。
ベトナム社会科学院中国研究所のドー・ティエン・サム前所長は、共同声明の中の「農業、水資源、環境、テクノロジー、交通輸送分野での協力推進」という点が印象深く、これによって両国の多くの産業がすでに締結している協定が具体化するだろうと述べた。
ドー・ティエン・サム前所長は、南中国海の問題について、両国は海上問題を適切に処理し、共同開発を含む様々な方法での海上協力を安定して推進する意向を示していると述べた。同前所長は、捜索や救援、科学研究、環境保護などの分野から協力を開始し、小規模から大規模へ、易しいものから難しいものへと発展させるよう提案している。
ベトナム共産党のフン・ヒュー・フー中央理論評議会常任副議長は、習主席が第19回党大会閉幕後の最初の訪問国としてベトナムを訪問したことは、ベトナムと中国の両党関係、両国の全面的戦略パートナシップ関係に強力な原動力を注入し、両党の理論交流もさらに促進するだろうと述べた。
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