【新華社パナマシティ11月16日】パナマのフアン・カルロス・バレーラ大統領は、今月16日から23日まで中国を訪問する。今年6月に両国が国交樹立を宣言して以降、パナマの大統領は初めて中国を公式訪問することになる。中国の初代駐パナマ大使である魏強氏は新華社記者のインタビューに応じ、バレーラ大統領の今回の訪問が中国・パナマ関係の新たなページを開くだろうと述べた。
魏強大使は、中国がパナマとの関係発展を高度に重視しており、バレーラ大統領の今回の訪問を契機として政治の相互信頼をさらに強化し、各分野での友好的交流と互恵協力の推進を加速させ、両国の共同発展を促進して、両国民に益をもたらしたいと願っていると述べた。
同大使によると、バレーラ大統領は訪中期間に、中国の指導者と会談、会見を行い、重要な協力文書の締結に立ち会う。バレーラ大統領は、北京以外に上海も訪問する予定だ。「バレーラ大統領の今回の中国公式訪問は、中国・パナマ関係発展の広大な将来性を切り開き、中国とパナマの共同繁栄の新たな時期をスタートさせると信じている」と同大使は語った。
同大使はまた、「中国とパナマの国交樹立は歴史の流れに順応し、人民の願いに合致し、パナマ各界の積極的な反応と国際社会の全面的な歓迎を受けており、両国関係は新たな歴史のページを開いた」と述べた。
同大使によると、中国とパナマの国交樹立から5カ月余りがたち、両国の関係は急速に軌道に乗っている。両国はそれぞれ大使館を設立し、大使を派遣した。各部門は協力・接続を強めている。双方はすでに、十数件の協力協定の商談業務を開始しており、経済貿易、投資、品質検査、海運、民間航空、金融、観光、文化、司法など多くの分野をカバーしている。
同大使は、「中国とパナマの関係の全面的な発展・深化は、重要な歴史的チャンスに直面している。中国の特色ある社会主義が新時代に入ったことは、パナマを含む世界各国との協力に新しい重大なチャンスをもたらしている」と述べた。
続いて、「中国側は、パナマと共に両国関係と実務協力をより広範に、より深いレベルで絶えず発展させるよう促進し、実際的な益を両国民にもたらしていく」と同大使は語った。
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