【新華社西昌11月7日】北斗3号グローバルネットワーク初となる2基の衛星が5日夜、西昌衛星発射センターから打ち上げられた。衛星の重要な積荷の一つとして、中国航天科技集団五院西安分院が研究・製造を担当した新世代高精度ルビジウム原子時計も素晴らしいデビューを飾った。
「北斗2号と比べ、北斗3号衛星はさらに高性能のルビジウム原子時計を採用し、測位の精度向上に極めて重要な役割を果たす」。北斗衛星測位システムの楊長風チーフエンジニアは、新世代ルビジウム原子時計の宇宙での安定度はE-14レベルにも達し、「これは300万年で誤差がわずか1秒に相当する」と語った。
説明によると、時間精度は衛星ナビゲーションにとって要であり、宇宙と地上の時間が同期し、誤差が小さければ小さいほど、その測位精度は高まるという。ナビゲーションシステムは、普段、原子時計を使用して時間の精度を維持する。これまで、衛星ナビゲーションシステムに使用される高精度原子時計を製造できる国は、限られているが、中国に対しては厳格な制限を課してきた。北斗2号の建設の際、北斗人科技有限公司は、2年もかからずに高精度原子時計を自主開発・製造し、他国の独占状態を徹底的に打ち破ったのである。
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