新華網北京9月15日 中国経済という巨大な船は、起伏が激しく不安定な世界経済回復という荒波においてどのようにして風に乗り波を割って進むことができるだろうか？国外の有識者は一般的に、中国が経済発展の新常態（ニューノーマル）に適応し、掌握してリードすることにより、経済に粘り強さ、大きな潜在力と旺盛な活力などの新しい特質が生まれ、世界経済の回復と成長傾向を維持するのに有力なサポートを提供することができると見ている。
中国経済の粘り強さは、融通がきき、経済成長が終始合理的な範囲を維持していることに表れている。今年上半期の中国経済の成長率は6.9%と、今年第1四半期と横ばいで、経済成長率は8四半期連続で6.7-6.9%の間を維持している。8月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）は51.7%で、7月より0.3ポイント上昇し、製造業が引き続き発展していることを示した。同月の中国の輸入は14.4%増加し、国内の需要が大きかったことを表している。
中国経済の潜在力の大きさは、消費やサービス業に依然として大きな成長の余地があることに表れている。今年上半期、サービス業付加価値の対GDP比率は54.1%で、引き続き拡大の勢いを示している。最終消費支出の経済成長貢献率は63.4%で、経済成長をけん引する「三駕馬車（三頭立て馬車体制）」の中でトップを維持した。国外の有識者は、中国の経済成長は現在、消費、投資、輸出の調和、第1、2、3次産業の調和、テクノロジーの進歩に頼った転換加速に向かっていると見ている。このような転換は中国経済にさらなる成長の可能性を与えるだろう。
中国経済の活力の強さは、イノベーション主導型発展戦略の実施が深まり、新産業、新業態の進歩が生み出され、大量の雇用が創造され、巨大な市場活力と社会の創造力が活性化されたことに表れている。スマート製造、インターネット+、デジタル経済、共有経済などがもたらしたイノベーション発展の波が、経済の持続的な発展に新しいエネルギーを集結させている。
オーストラリア・ニュージーランド銀行（ANZ）グループの大中華圏担当チーフエコノミスト、レイモンド・ユング氏は、中国政府は企業に新技術を利用し、「旧経済」から「新経済」への転換を効果的に推進するよう奨励していると述べている。マレーシアのRHBバンクのチーフエコノミスト、Peck Boon Soon（白文春）氏は、中国はインターネットと電子商取引の分野において優れた点が非常に多く、経済の活力を体現していると見ている。
（新華社より）
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