新華網瀋陽9月19日 徐楊中国瀋陽市皇寺路福安巷3号にある灰色のレンガ造りの建物3棟は、中国共産党満州省委員会の旧跡にあたる。86年前、史書に記載されている抗日の「檄文」(げきぶん)がここで発せられ、中国共産党と中国人民が共に日本人侵略者に抵抗するための最初の怒りの声を上げた。
『日本帝国主義武装勢力の満州占領に対する中国共産党満州省委員会の宣言』と題する文章は1931年9月19日に生まれた。「九・一八事変(柳条湖事件)」の勃発から24時間たたないうちに、この宣言文はすでに瀋陽の至るところに広まった。
中国近現代史歴史資料学会副会長の王建学教授は「民族危機の勃発に際し、中国共産党が闘争の最前線に立ったことは、中国全土で抗戦宣言が最初に出された政治の力を示している。この声は、平地に春雷( 3月から 5月頃に発生する雷)が轟くように民衆を抗日のために呼び覚まし、団結させるために重要な役割を果たした。」と語っている。今年は「九・一八事件」勃発86周年にあたる。中国東北地方の各地ではさまざまな記念活動を行うことで、この苦難の到来や抗争が始まった日を銘記する。
王教授は「この時代の歴史を偲び、この宣言文をもう一度読めば、歴史の行方をよりはっきりと見ることができるでしょう。中国共産党の『能力』と『実行力』はまさに歴史によって鍛えられた結果であり、人民の選択でもあるのです。」と語っている。
(新華社より)
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